阪神への移籍が発表されたチェン・ウェイン

　阪神は22日、来季の新外国人選手として前ロッテのチェン・ウェイン投手(35)と契約を締結することで合意したと発表した。背番号は「14」に決定。2年契約の年俸200万ドル(約2億円)とみられる。 　チェンは球団を通じて次の通りコメントした。 　「阪神タイガースの一員になることができ、とてもうれしい気持ちです。タイガースに入団することを決めた一つの理由は、セ・リーグは自分のプロ人生のスタートラインであることです。メジャーに挑戦してからもずっと、いつかこの懐かしい場所に戻って、再びプレーすることを願っていました。そして阪神球団の誠意、素晴らしい環境に感動しました。阪神ファンの皆さんから、ずっと応援してもらえるように、優勝めざして頑張ります」 　台湾出身のチェンが2004年に中日入りした際、獲得に動いたのが当時は中日のアジア地区担当スカウトだった大豊泰昭さん(故人)だった。大豊さんは1998年から阪神に在籍した経験もある。 　チェンは2005年にデビューし、5年目の2008年にプロ初勝利から7勝をマーク。2010年は13勝、2012年は12勝。リーグ優勝にも貢献した。2012年にメジャーへ移籍すると、2014年にはオリオールズで16勝。翌年は11勝と2年連続2桁勝利をマークした。今年はマーリンズから日本球界に復帰。ロッテで4試合に投げて0勝3敗の防御率2・42で、シーズンオフに自由契約となっていた。