セ・リーグ捕手は梅野が136票、木下が117票とわずか19票差
広島・菊池涼介(左)とソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】
セ・パ両リーグの守備のスペシャリストを表彰する「第49回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が18日に発表された。最多は4年連続の日本一となったソフトバンクの4選手で、セ・リーグでは8年ぶりにAクラスに入った中日からの3選手が最も多かった。 【一覧】2020年「三井ゴールデン・グラブ賞」各ポジション別得票数 セ・リーグの有効投票者数は300人、パ・リーグは269人に。投票の内訳を見ていくと、最多得票はセ・リーグでは8年連続8回目の受賞となった菊池涼介内野手の283票、パ・リーグでは4年連続4回目となったソフトバンクの甲斐拓也捕手の267票だった。甲斐は満票まで惜しくも2票足りなかった。 セ・リーグでは投手、捕手、三塁手、外野手が接戦に。巨人・菅野智之投手が107票で受賞したが、2位の中日・大野雄大投手が82票とその差は25票。さらには阪神・西勇輝投手、広島・森下暢仁投手が52票と続いた。また中日・祖父江大輔投手、DeNAの三嶋一輝投手にも1票ずつ入った。 捕手は阪神・梅野隆太郎捕手の136票に対して、中日の木下拓哉捕手が117票と19票差に。三塁手も中日・高橋周平内野手の144票に対して、巨人・岡本和真内野手が112票と32票差だった。外野は広島・鈴木誠也外野手が245票でトップ。中日の大島洋平外野手が176票、ヤクルトの青木宣親外野手が132票となり、巨人の丸佳浩外野手が119票、阪神の近本光司外野手が99票となった。 パ・リーグで接戦となったのは投手と一塁手。中でも一塁手はソフトバンクの中村晃外野手と日本ハムの中田翔内野手が77票で同数となり、パ・リーグの内野手では史上初の同時受賞に。ロッテの井上晴哉内野手は75票で、わずか2票、2人に及ばなかった。 投手はソフトバンクの千賀滉大投手が107票を集めたが、楽天の涌井秀章投手が78票、オリックスの山本由伸投手が60票と僅差の決着に。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手やロッテの益田直也投手、西武の増田達至投手、日本ハムの玉井大翔投手、オリックスの田嶋大樹投手も1票ずつ得票した。 外野手ではソフトバンクの柳田悠岐外野手が196票でトップ。日本ハムの大田泰示外野手が168票、西川遥輝外野手が159票で続き、4位以下はロッテのレオネス・マーティン外野手の52票、楽天の辰己涼介外野手の47票、ソフトバンクの栗原陵矢捕手の44票と続いた。
Full-Count編集部
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