慶大の木沢尚文＝2020年8月12日、浅妻博之撮影

　プロ野球の新人選手選択（ドラフト）会議が26日、東京都内で開かれ、大学球界屈指の好投手、早川隆久投手（早大）はヤクルト、楽天、西武、ロッテの4球団が1位指名で競合し、抽選の結果、楽天が交渉権を引き当てた。 【写真】名選手たち　指名当時の表情 　くじを外したヤクルトとロッテは鈴木昭汰投手（法大）の指名で再び競合し、ロッテが交渉権を得た。2度くじを外したヤクルトは、木沢尚文投手（慶大）を指名。西武は渡部健人内野手（桐蔭横浜大）を指名した。 　強打者の佐藤輝明内野手（近大）もオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人の4球団が競合し、阪神が交渉権を獲得した。巨人は平内龍太投手（亜大）、オリックスは山下舜平大投手（福岡大大濠高）、ソフトバンクは井上朋也内野手（花咲徳栄高）を指名した。 　中日は高橋宏斗投手（中京大中京高）、広島は栗林良吏投手（トヨタ自動車）、DeNAは入江大生投手（明大）、日本ハムは地元の伊藤大海投手（苫小牧駒大）をそれぞれ単独で1位指名した。 　ロッテ・井口監督　（1位指名の再入札で2球団競合の末、鈴木の当たりくじを引き）即戦力を獲得することができた。左の本格派投手は少ない。どんどん真っすぐで押す投球をしてほしい。 　ヤクルト・高津監督　（1位指名でくじを2度外し）それに関しては特に思っていない。これが絶対に縁というもの。（1位指名の）木沢投手とチームを強くしていきたい思いでいっぱい。（東京六大学野球で）投げ慣れた神宮球場で待っています。