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同行記者が見た異例ずくめの菅総理外遊デビュー

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 日本の菅総理大臣は初の外遊でベトナムを訪れています。19日は歓迎行事や首脳会談に臨みました。ベトナム・ハノイから報告です。  (政治部・吉野真太郎記者報告)  今回は日本、ベトナム両政府ともコロナを持ち込まない、持ち込ませないということで異例ずくめです。まず、日本を出発する前に菅総理も政府職員、我々の同行記者団も全員がPCR検査を受けました。さらに、ベトナム入国にあたっても菅総理周辺の10人程度を除く全員が再度PCR検査を受けました。我々の同行記者団は宿舎となっているホテルの裏口から通され、我々しか使わないゾーニングされたフロアで検査を受けて19日朝、陰性の結果が出るまでは自室で隔離されていました。菅総理一行も映像ではマスクをしていないシーンもあるかと思いますが、実際は外交儀礼上、必要なところ以外はマスクを着けたり、握手ではなくてひじタッチだったりしました。  (Q.菅さんの外遊デビューどうか?)  正直、緊張しているのか淡々としているのか見た目からは判然としないのですが、同行筋によりますと、「人の往来の再開」には並々ならぬ意欲を持っていたということでした。印象的だったのは首脳会談や式典など合間に参加者からあいさつを受けたりする場面もあるのですが、「こんにちは、こんにちは」と片っ端から行くのではなく、一人ひとりとの時間が長めで丁寧かなと感じました。フック首相とも記者会見が終わった後に立ち話をしていて、何を話していたかは聞き取れなかったのですが、談笑していました。ベトナム側からは歓迎ムードが伝わってきました。  (Q.真理子夫人はどうか?)  いくつかの独自の日程をこなしています。フック首相の夫人とランチをともにしたり、ハノイにある「孔子」を祭ったお寺を見学したり、博物館を視察したりしています。午前中の歓迎式典に出席されていて、式典のなかでご自身のポジションに立ってらっしゃったのですが、取材のカメラの邪魔になるのではないかと思われたのか、カメラに場所を譲るような初々しいというと僭越(せんえつ)ですが、初めて感のあるシーンも見られました。

テレビ朝日

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