RIZIN初参戦が発表されたディラン・ジェイムスとマネージャーのウエザイル

　13日、RIZINのオンライン会見にて“元貴ノ富士”スダリオ剛vsディラン・ジェイムスの試合を9月27日のRIZIN.24で行うことが発表された。 　貴ノ富士は2013年に貴乃花部屋に入門し同年デビュー。その後二度の暴行事件を起こし、相撲協会と弁護士を混じえた協議の末に2019年に引退している。会見でスダリオは「エンセンさんからも普段から言われている大和魂を引き継いで、僕が死ぬか、相手を殺すかという気持ちでリングに上る」とコメントし、エンセン井上の所属するPUREBREDジムでMMAの特訓をしていることを明かした。 　ディランはWWEなどで活躍するチーム3Dアカデミーから2010年にデビューし、2011年に来日。橋本真也が設立したZERO1を主体としてジェームス・ライディーンの名で活躍し、195cmの体格から繰り出されるパワーファイトで一躍人気となった。当時ZERO1に参戦していた曙らともヘビー級の闘いを繰り広げていたが、暴言や素行不良により契約解除。さらに『日本人女性を女性側のご両親の同意を十分に得ないまま母国ニュージーランドへ「連れて帰る」という半ば「駆落ち」的な行動も発生致しました』と、未成年女性に対して誘拐に近い行為を行っていたことがZERO1から報告があった。 　その後は海外での試合を続けていたが、約一年後に“キャプテン・ニュージーランド”の名で復活。TBS『芸人キャノンボール』のガチ相撲などテレビにもライディーンの名で登場し人気を取り戻していたが、突如ZERO1を退団。すると翌月に全日本プロレスにディラン・ジェイムスの名で登場し、ジョー・ドーリングと熱い闘いを繰り広げた。 　だが2019年1月に全日本プロレスから『右かかとの負傷が完治せずしばらくの間、欠場することになりました』という報告のもと対戦カードから名前が消えた状態に。怪我による長期欠場かと思われたが、翌月に新宿FACEで開催されたTCWに参戦し、しばらくすると全日本プロレスに復帰。だが今年に入ってからは名前を聞くことはなかった。 　ディランのマネージャーとして会見に出席したプロレスリング・ランズエンド所属のウエザイル選手は、ハッスルの後継団体となる『ハッスルMAN'Sワールド』に＠UEXILEの名で参戦していたが、団体崩壊後は「事件を起こす」とTwitterなどで暴言や虚言を吐きながら犯罪自慢でイキリ散らす危険な選手に。今回の会見前にも「おい、ヨカタども！おい、大手しか取材しないプロレス業界紙ども！よく聴け　プロレスって何や？　熱い心と人の心を打つ感動！　そしてオモロさや！　ワシはRIZINに乗り込む　よく見とけ！　ボケカス　事件起こすよ　ボケカス」と、参戦情報などがまだ公開されていないにも関わらずSNSでフライング発表。 　今回の参戦にあたりウエザイルは「MMA素晴らしいですね、面白いですね。一つおもろさ足りてないですね。なんでしょうか？プロレスですね。彼が今回その面白さ体現してくれます。橋本真也から継承した袈裟斬りチョップ、ラリアット、これしか出す予定はありません。彼がきっと事件を起こしてくれると思います」と会見で豪語したが、橋本真也時代のZERO1を全く知らないディランがどのようなファイトをおこなうのか、榊原代表の「めちゃくちゃ期待感がありますね」という言葉を信じて当日に注目したい。