主演を務める日曜劇場「半沢直樹」の製作発表に出席した堺雅人(C)TBS
俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の第5話が16日に放送され、平均世帯視聴率は25・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。初回22・0%、第2話22・1%、第3話23・2%、第4話22・9%に続く5週連続大台超えと絶好調。前回第4話から大幅2・6ポイント増で、今年の全ドラマ1位だった第3話を2・3ポイント上回り、番組最高をマークした。また、昨年9月9日に放送されたNHK連続テレビ小説「なつぞら」の23・8%も1・7ポイント上回り、前作(2013年7月期)の「平成民放ドラマ1位」(最終回42・2%)に続き「令和ドラマ1位」の称号もゲットした。 【写真】半沢つぶしの急先鋒…国交相を演じる江口のりこ NHK・民放を通じた全GP帯(ゴールデン・プライム帯=午後7~11時)連続ドラマのうち、初回から5話連続20%超えは14年10月期のテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(21・3%、20・9%、20・8%、23・7%、22・2%)以来、約6年ぶりの快挙。 関西地区も初回23・3%、第2話26・4%、第3話26・9%、第4話26・3%、第5話27・3%と高水準で推移。第5話で自己最高を更新した。 当初は4月19日スタート予定だったが、新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。 13年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。 7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。 第5話は、現場に足を運び、空の現場で働く社員たちに触れた半沢は、彼らの自力復活が可能と確信。しかし、その矢先、半沢が作った再建草案が何者かにリークされ、帝国航空からの信頼を失うのみならず、彼らのメインバンクである開発投資銀行の企業金融部次長、“鉄の女”の異名を持つ谷川幸代(西田尚美)から呼び出しを食らう…という展開だった。
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