米大リーグ、レイズの筒香嘉智外野手（２８）は１６日（日本時間１７日）、ニューヨーク州バファローで行われたブルージェイズ戦のダブルヘッダー２試合目に「５番・左翼」でスタメン。０－２とリードされていた四回２死一、二塁で左越えに一時逆転となる３号３ランを放った。３打数２安打３打点でメジャー３度目のマルチ安打をマークするなど、延長八回、７－５の勝利に貢献した。六回に代走を送られて退いた。 　「本当にいい成績は出ていないですけど首脳陣、チームメートがいろんな声をかけてくれて感謝しています。（現状に）もちろんゆっくりしているつもりもないし、焦っている状況でもない」と２日前の１４日（同１５日）に話していた筒香。１２日（同１３日）のレッドソックス戦（ボストン）以来、出場３試合ぶりの一発となった。 　メジャー４３勝右腕、マット・シューメーカー投手（３３）が投じた、外角の８７マイル（１４０キロ）のスプリットを左翼方向に運んだ。打球速度は９９マイル（１５９キロ）、打ち出し角度は３２度とやや高く上がったが、フェンスを越えた。打球飛距離は３７９フィート（１１５・５メートル）だった。 　六回先頭では左越え二塁打を放ち、代走を送られた。キャッシュ監督は「大きな一発だった。グッジョブだったし、ヨシにとってもいい本塁打になった」とたたえた。 　この日は変則のダブルヘッダー。１試合目は、前日１５日（同１６日）に降雨で試合途中でサスペンデッドゲーム。一夜明け、四回から試合を再開していた。筒香は１試合目は欠場し、２試合目（２試合目は７イニング制）から出場。試合前時点では、打率・１８２、２本塁打、１１打点としていた。 　試合は七回を終了し、５－５の同点。八回から走者二塁で開始するタイブレーク制の延長戦を行い、レイズが八回に勝ち越し、７－５で競り勝ち、２連勝とした。